今回の確認範囲――国内は9月20日、オンラインは9月12日まで
国内は、GCG STATSに掲載されたニュータイプチャレンジMISSION4・9月開催分を確認しました。対象期間は2026年9月1~20日、177店舗、Top4記録842件です。ここでの『使用率』は全参加者の使用率ではなく、掲載されたTop4記録内の構成比です。『優勝転換率』も対戦勝率ではなく、その色のTop4記録のうち優勝だった割合を示します。
オンラインはMobile Suit ArenaのGD05環境Week 7を使用します。対象期間は9月6~12日、Ranked 82,954試合、165,908デッキリストです。9月13~19日に当たるWeek 8は、9月21日確認時点で公開ページを確認できませんでした。そのため、国内の9月20日までの結果と、オンラインの9月12日までの結果には8日間のずれがあります。
カード効果、裁定、禁止・制限、公式ルール変更はガンダムカードゲーム公式サイトで確認しました。総合ルールの最終更新は9月11日、禁止・制限カードの最新適用日は7月25日で、今週新たに適用された変更は確認できませんでした。
確認できた事実①――国内Top4では青白の増加が再び目立った
9月14日確認時点は136店舗・Top4記録649件、今回の確認時点は177店舗・842件です。追加された193件を色別に見ると、青白が56件で最多でした。青白の構成比は21.6%から23.3%へ1.7ポイント上がり、累計首位を維持しています。
一方、赤白は構成比が19.3%から18.2%へ下がりましたが、優勝数は32回から44回へ増えています。優勝転換率は25.6%から28.8%へ上昇しました。青紫は構成比15.7%でほぼ横ばい、優勝転換率も28.0%です。青白の量、赤白と青紫の上位から優勝へ進む割合が、それぞれ別の形で目立っています。
緑紫はTop4記録139件・16.5%で3番手ですが、優勝転換率は18.7%です。青緑も110件・13.1%、優勝転換率21.8%でした。上位へ残る数だけでなく、そこから優勝へ届いた割合まで分けると、色ごとの位置は同じではありません。
| 色 | 9/14構成比 | 9/21確認 | 増減 | 追加Top4 | 累計優勝 |
|---|---|---|---|---|---|
| 青白 | 21.6% | 23.3% | +1.7pt | +56件 | 59回 |
| 赤白 | 19.3% | 18.2% | -1.1pt | +28件 | 44回 |
| 緑紫 | 17.7% | 16.5% | -1.2pt | +24件 | 26回 |
| 青紫 | 15.6% | 15.7% | +0.1pt | +31件 | 37回 |
| 青緑 | 13.3% | 13.1% | -0.2pt | +24件 | 24回 |
| 青赤 | 9.4% | 9.5% | +0.1pt | +19件 | 16回 |
確認できた事実②――全提出デッキでは青緑と青白がほぼ並ぶ
Top4記録とは別に、BANDAI TCG+の公開データを基にした集計では、ニュータイプチャレンジの提出デッキ5,751件で青緑17.91%、青白17.82%となっています。Top4記録では青白23.3%、青緑13.1%ですが、二つのページは取得範囲と集計方法が異なるため、ここから正確なTop4進出率を計算することはできません。
シリアルカードチャレンジの提出デッキ7,719件では、青緑が19.91%で使用率首位です。一方、優勝数は緑紫49回、青紫41回、赤白39回の順でした。イベントが変われば、最も多く選ばれる色と最も多く優勝する色は一致していません。
事実として言えるのは、国内全体を一つの『青白一強』でまとめるのは難しいということです。ニュータイプチャレンジのTop4記録では青白が明確な首位ですが、全提出デッキや別イベントまで含めると、青緑、緑紫、赤白、青紫も異なる形で存在感を保っています。
| 色 | NTC 使用率/優勝 | SCC 使用率/優勝 |
|---|---|---|
| 青緑 | 17.91%/21回 | 19.91%/33回 |
| 青白 | 17.82%/45回 | 16.32%/31回 |
| 赤白 | 16.62%/40回 | 17.11%/39回 |
| 緑紫 | 14.88%/20回 | 15.91%/49回 |
| 青紫 | 13.91%/32回 | 15.53%/41回 |
| 青赤 | 9.96%/14回 | 9.03%/9回 |
確認できた事実③――オンラインはストフリとバルバトスが伸びた
MSA Week 7では、MFが使用率15.1%で3週連続の首位です。勝率は52.7%で、使用率1位ではあるものの突出した数字ではありません。最も使用率を伸ばしたのはストライクフリーダム ブロッカーで、10.7%から12.5%へ1.8ポイント上がりました。
ストライクフリーダム+バルバトスルプスは使用率9.1%・勝率56.4%で、使用率と勝率がともに前週から1.3ポイント上昇しました。バルバトスアグロは使用率8.1%・勝率57.8%となり、7週連続で勝率首位です。
反対に、νガンダムは使用率10.6%まで6週連続で低下し、勝率も48.9%とGD05環境で初めて5割を下回りました。フリーダム+バンシィも使用率9.5%から7.7%、勝率52.6%から51.0%へ下がっています。どちらも1週分だけで環境落ちとは判断できませんが、今週の方向は明確に下向きでした。
| デッキ | 使用率 | 前週比 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| MF | 15.1% | -0.5pt | 52.7% |
| ストフリ ブロッカー | 12.5% | +1.8pt | 54.8% |
| νガンダム | 10.6% | -0.5pt | 48.9% |
| ストフリ+バルバトスルプス | 9.1% | +1.3pt | 56.4% |
| バルバトスアグロ | 8.1% | +1.0pt | 57.8% |
| フリーダム+バンシィ | 7.7% | -1.8pt | 51.0% |
傾向――大型の名前より、序盤を支えるパッケージの差が広がっている
複数の結果から読み取れるのは、ストライクフリーダムという1枚だけが増えたのではなく、白ブロッカー、鉄血、リガ・ミリティアなど、着地までを支える別々のパッケージへ横展開していることです。MSA Week 7では主要4型の合計使用率が34.2%、名称にStrike Freedomを含む少数型まで含めると38.9%でした。ただし、これは構築の異なる8型を合算した数字であり、単一デッキの使用率ではありません。
国内の青白も、すべてを同じストフリブロッカー型として扱うことはできません。オーブ型や別の青白構築が含まれるためです。それでも、9月14日以降のTop4追加分で青白が最多だったことと、オンラインでストフリブロッカーが最大の伸びを見せたことは、守りながら終盤へつなぐ構造が二つの環境で評価されている可能性を示します。
同時に、オンラインの勝率上位はバルバトスアグロ57.8%、ストフリ+バルバトスルプス56.4%です。守備だけが正解になったわけではありません。序盤から圧力をかける紫の基盤と、攻撃を一度止めて大型へつなぐ白の基盤が、異なる方法で結果を出しているように見えます。
分析と仮説――νガンダムは対策を外す段階ではない
νガンダムの勝率48.9%は大きな変化ですが、17,504試合という母数があり、使用率も10.6%で3位です。1週の5割割れだけで弱いデッキになったとは判断できません。対策が進んだ可能性、使用者層が変化した可能性、現在増えているストフリやバルバトス系との相性が影響した可能性はありますが、公開データには対面別勝率がないため原因は未確認です。
現時点の仮説は、環境の基準が『νガンダムを越えられるか』から、『白の守備と紫の速度の両方へ回答できるか』へ移り始めている、というものです。青白だけに対策を寄せるとバルバトス系に押され、速いデッキだけを見るとブロッカーの多い構築に止められる。この二方向への対応が、次の構築調整で重要になる可能性があります。
フリーダム+バンシィは使用率7.7%・勝率51.0%で、消えたわけではありません。ただし、前週より使用率が1.8ポイント下がったため、今週は同じストフリ系でもブロッカー型やバルバトスルプス型へ選択が動いたように見えます。理由は公開データだけでは断定できません。
次週の観測点――9月26日の4スターターで基準が変わる
9月26日にはST11からST14まで、4種類のスタートデッキが発売されます。公式情報では、青紫、赤紫、緑赤、緑白の構築が同日に加わります。今回の週報は、これらが大会環境へ入る前の最後のまとまった基準点になります。
次週は、未公開のMSA Week 8が確認できるか、ストフリブロッカーの使用率上昇が続くか、νガンダムが5割へ戻るかを先に見ます。そのうえで、新スターターのカードが既存デッキへどの程度採用されたかを、カード名の印象ではなく、大会リストと母数から確認します。
発売直後は投稿数の多さが強さに見えやすい時期です。新カードの効果と裁定は公式カードリストとQ&Aを優先し、採用増加の理由は十分な結果がそろうまで断定しません。
- MSA Week 8でνガンダムの勝率が5割へ戻るか
- ストフリブロッカーとバルバトス系の使用率・勝率が維持されるか
- 国内Top4で青白23.3%がさらに伸びるか
- ST11~ST14が既存の序盤パッケージを置き換えるか
今週の変化は、国内Top4で青白が再び伸び、オンラインではストフリブロッカーとバルバトス系が上向いたことです。一方、νガンダムはGD05環境で初めて勝率5割を下回りました。ただし、国内の全提出デッキでは青緑と青白がほぼ並び、シリアルカードチャレンジでは緑紫の優勝数が最多です。現在は一つのデッキだけで環境を説明するより、白の守備、紫の速度、赤白MFの安定を同時に見る段階です。9月26日の新スターター発売後、この均衡がどこから崩れるかを次週の確認点にします。
カードプールや大会環境の変化により評価は更新されます。購入・デッキ選択は、ご自身で最新の公式情報も確認したうえで判断してください。