01

今回比較する範囲

GD05は2026年7月25日発売です。オンラインは、非公式対戦環境Mobile Suit ArenaのRankedを集計したGCG STATSのWeek 1(7月26日~8月1日)からWeek 5(8月23~29日)までを使います。Week 5は89,149試合の集計です。

国内大会は、ニュータイプチャレンジMISSION4の8月開催分を参照します。こちらは263店舗・Top4記録1,221件の色別集計であり、全参加者の使用率でも試合勝率でもありません。オンラインのアーキタイプ別集計とは、役割を分けて読みます。

02

発売直後と5週目では、選ばれるデッキが変わった

Week 1とWeek 5を比べると、最も分かりやすい変化はνガンダムとバルバトスアグロです。νガンダムは使用率19.0%から12.6%へ下がり、バルバトスアグロは1.6%から7.3%へ増えました。MFは11.3%から15.3%へ伸び、5週目に初めて使用率首位へ立っています。

ただし、使用率首位になったMFの勝率は51.8%です。人気が最も高いことと、最も高い勝率を出していることは同じではありません。νガンダムも勝率51.4%で5割を超えており、使われなくなったという数字ではありません。

MSA Ranked・Week 1とWeek 5の比較。使用率と対戦勝率
デッキWeek 1Week 5使用率の変化
νガンダム19.0%/54.0%12.6%/51.4%-6.4pt
Gファイターズ(MF)11.3%/50.8%15.3%/51.8%+4.0pt
ストフリブロッカー6.9%/55.9%9.4%/55.2%+2.5pt
ストフリ+バルバトスルプス4.3%/58.2%7.5%/55.9%+3.2pt
バルバトスアグロ(シャア)1.6%/64.4%7.3%/58.5%+5.7pt
03

νガンダムは弱くなったのではなく、単独の基準ではなくなった

νガンダムの使用率は19.0%、18.0%、16.1%、14.2%、12.6%と4週続けて下がりました。発売直後は2位へ7.7ポイント差をつけていましたが、5週目にはMFへ首位を譲っています。最初に目立った新テーマへ対策や研究が集まり、選択肢が分散した可能性はありますが、対面別成績や乗り換えの記録がないため、減少の理由までは断定しません。

それでも勝率は51.4%あり、環境から脱落したわけではありません。現在は『まずνガンダムだけを基準にする』段階から、MFの展開、ストフリ各型の終盤、アグロの速度を同時に確認する段階へ移った、と捉えるのが安全です。

04

高勝率が先に出て、使用率があとから追いついた

一か月の変化を最もよく表しているのは、バルバトスアグロです。Week 1では使用率1.6%の少数派でしたが、勝率64.4%で全体首位でした。その後の使用率は4.1%、4.8%、4.7%、7.3%と増え、Week 5で初めて使用率Top 5へ入りました。勝率は58.5%で、5週連続の首位です。

新弾直後は新しい大型やテーマへ関心が集まり、既存の強い序盤パッケージが先に勝率を出す。その結果を見て、使用率が遅れて増える。GD04とGD05を比べる際に立てたこの仮説は、今回のバルバトスアグロには当てはまりました。

ただし、これはアグロ全体が同じ動きをしたという意味ではありません。バルバトスアグロという一分類の推移です。また、使用者が増えても高勝率を維持できた理由は、この集計だけでは分かりません。

05

ストフリは一つのデッキではなく、複数の勝ち筋を束ねている

Week 5の勝率上位5分類では、バルバトスアグロ以外の4つをストライクフリーダム系が占めました。主な型はブロッカー9.4%・勝率55.2%、バルバトスルプス7.5%・55.9%、リガ・ミリティア6.2%・55.2%、フリーダムバンシィ7.3%・52.0%です。

ここで重要なのは、これらをストフリ一強として足し合わせないことです。序盤と中盤を担当するカードが異なり、同じ対策がすべての型へ同じように効くとは限りません。GD05の大型を最後に置きながら、鉄華団、白ブロッカー、リガ・ミリティア、バンシィという別々の方法でそこへ到達している。発売一か月後に残ったのは、単独テーマよりも役割を組み合わせる構築でした。

06

白ブロッカーは消えず、ストフリ型として定着した

ストフリブロッカーはWeek 1の6.9%からWeek 3に10.5%へ増え、Week 4は9.6%、Week 5は9.4%でした。アグロへの不満が白を増やしたのか、ほかの対面を含めて選ばれたのかは、この数字からは判断できません。それでも『新弾大型が多いから白ブロッカーは増えなかった』とは言えません。

一方で、白ブロッカーなら何でも残ったわけでもありません。Week 1のウイングゼロブロッカーは使用率2.2%・勝率41.8%でした。守るカードの有無より、守ったあとにストライクフリーダムなどの勝ち筋へ接続できるかが、型の違いとして表れています。

07

国内上位の青緑29.9%と、オンラインの首位交代は両立する

MISSION4の8月開催分では、青緑がTop4記録365件・29.9%で最多でした。続いて青紫17.1%、青白13.8%、緑紫12.9%、赤白11.6%です。オンラインでνガンダムが週ごとに減ったことと、国内の月間集計で青緑が最多だったことは矛盾しません。国内は一か月分の上位記録であり、青緑にはνガンダム以外の構築も含まれます。

9月分は9月4日確認時点で15店舗・Top4記録76件にとどまり、赤白19件、青白16件、青緑13件です。色の順位が変わる兆しには見えますが、まだ結論に使える量ではありません。次の週報では件数が増えたあとに、白系が本当に伸びるのか、青緑が戻すのかを確認します。

08

一か月後の対戦準備は、三つの時間帯に分ける

私が今の環境で確認したいのは、デッキ名の暗記よりも、序盤・中盤・終盤の三つです。序盤はバルバトスアグロの攻撃回数を受け切れるか。中盤はMFや鉄華団の展開で、盤面とシールドの両方を失わないか。終盤はストライクフリーダムやνガンダムが着地したあとに、勝ち筋を残せるか。

大型だけを意識するとアグロへ間に合わず、アグロ対策だけを増やすとストフリの終盤へ届きません。GD05発売一か月後の環境は、特定の一枚への対策より、どの時間帯で先に資源を使わされるかを確認する段階へ進んだと考えます。

  • 序盤:バルバトスアグロへ、手札を減らしすぎずに盤面へ参加できるか
  • 中盤:MFや鉄華団へ、攻撃回数と盤面の両方で遅れないか
  • 終盤:ストフリ各型とνガンダムへ、守ったあと・処理したあとの勝ち筋があるか
CONCLUSION

GD05発売直後はνガンダムが使用率で突出しましたが、5週間後はMFが首位となり、バルバトスアグロが高勝率を保ったまま使用率上位へ追いつきました。ストフリは複数の序盤パッケージと白ブロッカー型に分かれて定着しています。現在の環境を一言で表すなら、大型ユニットが勝負を決める環境というより、異なる勝ち筋が同じ速さで序盤から動き始めた環境です。次は9月の国内記録が増えた時点で、青白・赤白の伸びと青緑の変化を確認します。

検証上の注意

カードプールや大会環境の変化により評価は更新されます。購入・デッキ選択は、ご自身で最新の公式情報も確認したうえで判断してください。

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