確認範囲――前週の大会と、公開が遅れるオンラインを分ける
確認・公開日は2026年10月21日です。未掲載だった10月19日週の報告として、国内は10月12~18日の週間集計を中心にし、21日確認の月間途中値を補足します。記事の日付を19日へ遡らせず、実際の確認日を残しました。
国内週間資料はGCG STATSの99大会・入賞944デッキ。比較対象は10月5~11日の94大会・904デッキです。資料の『入賞』は順位が掲載されたデッキを対象とし、Top4限定でも全参加者の使用率でもありません。月間のデッキログ由来集計と母数を混ぜません。
オンラインの最新確認分はMSA GD05+ST Week 2、10月4~10日のRanked 97,210試合・194,420デッキリストです。前回のWeek 1とは期間が重なりませんが、分類変更には注意が必要です。GCG STATS公開一覧ではWeek 3以降を確認できず、10月後半のオンライン状況は未確認です。
確認できた事実①――赤白は首位、週間では青白が上昇
国内週間では赤白23.7%が最多。青白は14.7%から16.4%へ上がり、青紫は18.1%から15.8%へ下がりました。これは入賞記録の構成比の変化であり、各色の対戦勝率が同じだけ変化したという意味ではありません。
| 色 | 前週 | 今週 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 赤白 | 23.3%(211件) | 23.7%(224件) | +0.4pt |
| 緑紫 | 18.7%(169件) | 17.8%(168件) | -0.9pt |
| 青白 | 14.7%(133件) | 16.4%(155件) | +1.7pt |
| 青紫 | 18.1%(164件) | 15.8%(149件) | -2.4pt |
| 青緑 | 12.5%(113件) | 13.3%(126件) | +0.8pt |
10月21日の補足――月間途中値でも赤白が先頭
デッキログ由来の10月集計は、21日付で10,000デッキ。赤白19.99%、緑紫17.41%、青紫15.19%、青白14.57%、青緑13.73%、緑赤6.43%でした。これは週間入賞944件とは別系統の掲載集計で、色情報なし4.67%も含まれます。月間途中値を今週だけの使用率とは呼びません。
前回記事の10月10日時点では赤白19.20%、緑赤7.62%でした。赤白首位は続いていますが、緑赤は比率を落としており、前回の増加がそのまま加速したとは言えません。採用理由やアーキタイプの内訳は、色だけでは判定できません。
確認できた事実②――MFが戻り、ストフリの守備型は高勝率
MSAではMFの使用率が7.4%から9.4%、勝率が54.9%から55.5%へ上昇。ストフリブロッカーも使用率5.3%・勝率58.4%でした。新しい分類が増えても、既存の勝ち方は残っています。
以下はWeek 2の別々の集計枠です。キュベレイ系を一つの勝率にまとめたり、名前の変わった枠に機械的な前週比を付けたりはしません。
| 分類 | 使用率 | 勝率 |
|---|---|---|
| MF(G Fighters) | 9.4% | 55.5% |
| キュベレイ+ネオ・ジオング | 6.7% | 47.8% |
| キュベレイ+ジオング | 5.5% | 54.5% |
| ストフリブロッカー | 5.3% | 58.4% |
| バルバトスアグロ(ジオング/シャア) | 4.2% | 58.4% |
| 水中アグロ | 4.1% | 49.7% |
前週の答え合わせ――名前が消えても、デッキが消えたとは限らない
前回注目した『ネオ・ジオング・バーン』は同じ名称で掲載されていません。一方で『キュベレイ+ネオ・ジオング』などが登場しました。分類の対応関係は未確認なので、前者が衰退したとも、後者がゼロから急増したとも断定しません。
バルバトス+プルトゥエルブも色別の枠として掲載されており、以前の一括分類との直接比較は保留します。キャリバーンは同名枠で使用率5.0%から1.6%、勝率43.8%から40.5%へ低下しましたが、その原因を習熟不足やカード性能だけに決める根拠はありません。
公式情報――総合ルールVer.1.10.0へ更新
公式総合ルールは10月16日更新のVer.1.10.0です。変更履歴には12-2-9の追加と12-3-5の修正が記載されています。前者はバトルロワイヤルにおけるブロッカーの発動範囲、後者はチーム戦の手札引き直しと共有シールド準備に関する項目です。通常の1対1環境の勝率変化を、この改訂の影響とは扱いません。
フロアルールの掲載更新日は10月1日。禁止・制限については公式ルールページに7月25日適用の案内があり、今回、新たな適用告知は確認できませんでした。GD06『Stardust Trails』は公式商品情報で10月31日発売予定。発売前カードへの期待と、今回の実績データは分けて扱います。
傾向と仮説――対策の軸を捨てず、新しい分類を見分ける
複数の結果から読めるのは、赤白の存在感が継続し、青白も週間入賞割合を戻していることです。ただし、国内の青白をすべてストフリブロッカーと数えることはできません。国内の色分布とオンラインのデッキ別成績が一致するかは、リスト単位で確かめる必要があります。
私の仮説は、既存の赤白と白守備への対応を維持しつつ、キュベレイ系を組み合わせ別に検証する段階にある、というものです。新しい名前の多さだけで対策枠を入れ替えるより、何を相手にしたときに自分の勝ち筋が止まるかを確かめたい。今回の数字だけで一律のTier表は作りません。
未確認事項と、次週の観測点
海外は10月18日のBrisbane大会を主催者案内で確認しましたが、順位と採用リストの照合は未了のため本記事では未確認扱いとし、国内・オンライン集計に足していません。前回からのLille結果照合も持ち越します。公開情報が揃った段階で、地域差として別に整理します。
- 国内週間の青白上昇・青紫低下が次の週も続くか
- MFとストフリブロッカーの成績が維持されるか
- キュベレイ系・プルトゥエルブ系の分類対応と実際のリストを確認できるか
- MSA Week 3以降と海外大会の順位・リストを照合できるか
- GD06発売前の予想と、発売後の実績を分けて記録する
今週は赤白首位の継続と、国内週間の青白上昇を確認しました。オンラインはMFが使用率を戻し、ストフリブロッカーも高勝率を維持しています。一方、新しく見える分類のすべてが新勢力とは限りません。環境の変化と集計方法の変化を分けることが、今週の最も大きな注意点です。
カードプールや大会環境の変化により評価は更新されます。購入・デッキ選択は、ご自身で最新の公式情報も確認したうえで判断してください。