01

今回の確認範囲――10月5日~11日、公開データの期間差を分ける

週次の確認対象は2026年10月5日~11日です。国内はシリアルカードチャレンジ10月開催分を使用し、全参加デッキは10月10日集計の5,145件、Top4記録は10月12日確認時点の164店舗・804件です。集計時点が異なるため、この二つから正確な上位進出率は計算しません。

10月13日に国内Top4集計を再確認し、214店舗・1,040件への増加を記事末尾の追記に記録しました。本文の804件は初回公開時のスナップショットとして残しています。追記は10月12日の掲載大会も含むため、本来の週次対象とは分けて扱います。

オンラインの最新公開分はMSA GD05+ST Week 1です。対象期間は9月27日~10月3日、Ranked 98,989試合・197,978デッキリストで、今回の確認週より前に終了しています。Week 2は10月12日確認時点で確認できなかったため、オンラインの数値には公開遅延があります。

MSA Week 0は9月26~29日、Week 1は9月27日~10月3日で、3日間が重複しています。前回比は独立した二週間の比較ではなく、重複期間を含む4日間集計と7日間集計の差です。数値の変化をそのまま一週間の成長率とは解釈しません。

海外は10月10日にLille Regionalが公式日程上で開催されましたが、順位とデッキリストは確認できませんでした。前週時点で未確認だったMilwaukeeとDüsseldorfの結果が公開されたため、今回の海外欄で補足します。

  • 国内・全参加デッキ使用率:5,145デッキ、10月10日集計
  • 国内・Top4構成比:164店舗、Top4記録804件、10月12日確認
  • 非公式オンライン:9月27日~10月3日、Ranked 98,989試合
  • 海外:Milwaukee 545人、Düsseldorf 191人。Lille結果は未確認
02

確認できた事実①――国内は赤白が使用率・Top4構成比とも首位

10月10日集計の全参加5,145デッキでは、赤白が988件・19.20%で首位です。緑紫17.78%、青白15.65%、青紫15.28%、青緑13.26%が続きました。優勝数も赤白38回が最多で、青白32回、青紫23回です。優勝数は対戦勝率ではありません。

Top4記録804件では赤白が205件・25.5%で首位です。青白17.0%、青紫16.9%、緑紫16.3%が続きます。Top4から優勝へ進んだ割合は赤白26.3%、青白27.0%、青紫25.7%でした。

全参加デッキとTop4記録は集計元と確認時点が異なります。赤白が両方で首位だった事実は確認できますが、19.20%と25.5%の差をそのまま上位進出率とは扱いません。

シリアルカードチャレンジ10月。全参加使用率とTop4構成比は別集計
色全参加使用率Top4構成比Top4記録側の優勝数Top4→優勝
赤白19.20%25.5%54回26.3%
緑紫17.78%16.3%25回19.1%
青白15.65%17.0%37回27.0%
青紫15.28%16.9%35回25.7%
青緑13.26%13.6%28回25.7%
緑赤7.62%4.4%13回37.1%
03

前月からの変化――緑赤が6.0ポイント増、青緑は5.05ポイント減

同じシリアルカードチャレンジの全参加デッキ使用率を9月最終値と比べると、緑赤は1.62%から7.62%へ6.0ポイント増えました。赤白も17.84%から19.20%、緑紫も16.32%から17.78%へ上がっています。

青緑は18.31%から13.26%へ5.05ポイント下がり、9月の首位から10月途中の5番手へ後退しました。青白も17.48%から15.65%へ下がっています。

9月は1か月の確定値、10月は10日までの途中値です。新スターターの追加だけでなく、参加時期や大会分布の違いも含むため、増減の原因は断定できません。緑赤の増加が月後半まで続くかを確認する必要があります。

シリアルカードチャレンジ全参加デッキ。9月確定値と10月10日途中値
色9月10月途中増減
緑赤1.62%7.62%+6.00pt
緑紫16.32%17.78%+1.46pt
赤白17.84%19.20%+1.36pt
青紫16.02%15.28%-0.74pt
青白17.48%15.65%-1.83pt
青緑18.31%13.26%-5.05pt
04

確認できた事実②――MSAの分散は継続、ネオ・ジオングが2位へ

MSA Week 1では、Gファイターズ(MF)が使用率7.4%で首位を維持しました。前回の8.1%から0.7ポイント下がりましたが、勝率は54.9%でほぼ横ばいです。上位5デッキの使用率合計は28.8%で前回と同じでした。

最大の変化はネオ・ジオング・バーン(赤緑)です。使用率2.9%から6.2%へ3.3ポイント伸び、12位から2位へ上がりました。一方、勝率は51.7%から50.1%へ下がっています。使用者の増加と勝ちやすさは分けて見る必要があります。

掲載された主要13デッキの顔ぶれはWeek 0と同じでした。発売直後に広がった選択肢が一週間で旧環境へ戻ったのではなく、複数のデッキが近い使用率で並ぶ状態が続いています。

MSA Ranked GD05+ST Week 1。2026年9月27日~10月3日、98,989試合
デッキ使用率前回比勝率
Gファイターズ(MF)7.4%-0.7pt54.9%
ネオ・ジオング・バーン(赤緑)6.2%+3.3pt50.1%
バルバトスアグロ5.4%+0.5pt60.6%
キャリバーン5.0%-0.9pt43.8%
ストフリ ブロッカー4.8%-0.1pt58.6%
νガンダム4.8%-0.1pt51.9%
水中アグロ3.4%-0.7pt50.7%
バルバトス+プルトゥエルブ2.8%-0.4pt55.9%
05

前週の仮説を答え合わせ――既存勢の勝率は残り、キャリバーンは未改善

前週は『試すデッキは増えたが、勝つ基準は既存勢にある』と整理しました。Week 1でもバルバトスアグロは勝率60.6%で11回連続の首位、ストフリブロッカーは自己最高の58.6%でした。この部分は仮説どおりです。

キャリバーンは使用率5.0%で4位に残りましたが、勝率43.8%で主要13デッキ中の最下位でした。前回の44.5%から改善しておらず、『高使用率を強さと評価できない』という見方も継続します。

バルバトス+プルトゥエルブは使用率3.2%から2.8%へ下がりましたが、勝率55.9%を維持しました。水中アグロは3.4%・50.7%です。どちらも主要デッキとして残りましたが、環境の中心まで伸びたとはまだ言えません。

06

海外大会――水中アグロとMFが別地域で優勝

10月4日のMilwaukee Regionalは545人参加で、Taidana選手のZ'Gok Aggroが優勝しました。原語のMarine Aggroは、公式カードの特徴名に合わせて本記事では『水中アグロ』として扱います。国内色集計やMSAの分類と同一リストとは限りません。

10月3~4日のDüsseldorf Regionalは191人参加で、RipiTCG選手のMobile Fighterが優勝しました。2位はストフリ+リガ・ミリティア、Top4にはストフリブロッカーと緑紫Char IBOが入りました。

国内で使用率首位の赤白と、MSAで高勝率の白ブロッカー系が海外上位にも確認できます。一方、水中アグロはMSAで勝率50.7%でも545人大会を優勝しています。オンライン平均と一大会の到達点は異なる指標であり、どちらか一方で強さを決めません。10月10日のLille Regionalは公式日程のみ確認でき、結果は未確認です。

07

公式情報――ルール・禁止制限に新しい変更は確認できず

10月12日確認時点で、総合ルールの最新更新は9月11日、基本フロアルールは10月1日、禁止・制限カードの最新適用は7月25日です。10月5日~11日に新しい変更は確認できませんでした。

10月1日に案内されたショップバトルSeason 4、ビギナーズバトル、新弾構築戦、MISSION5以降、国内公式ニュース一覧にも追加のルール告知は確認できません。カード効果や裁定について、非公式大会集計からの推測は行っていません。

08

複数結果から読み取れる傾向――国内は赤白、勝率はバルバトスと白守備

国内では赤白が全参加使用率とTop4構成比の両方で首位です。DüsseldorfでもMFが優勝しており、赤白の盤面形成は新スターター追加後も基準の一つと見られます。

オンラインではバルバトスアグロとストフリブロッカーが高勝率を維持し、バルバトス+プルトゥエルブも55.9%でした。使用率が分散しても、序盤の速度と白の守備という既存の勝ち方は崩れていません。

新しい変化として緑赤が国内で増え、赤緑ネオ・ジオング・バーンがオンラインで急伸しました。ただし、国内の緑赤とオンラインのネオ・ジオングを同じ構築とは確認できません。共通しているのは色の増加までで、採用理由や勝ち筋の一致は未確認です。

09

分析と仮説――次の対策軸は『赤白を止める』と『赤緑を見分ける』

赤白は国内の全参加使用率19.20%に対しTop4構成比25.5%でした。集計時点が違うため上位進出率は計算できませんが、参加数だけでなく上位記録でも首位です。次の国内対策ではMFを含む赤白への序盤処理と、終盤へ盤面を残さない手順が引き続き重要になりそうです。

緑赤は国内使用率が6.0ポイント増え、オンラインのネオ・ジオング・バーンも3.3ポイント増えました。新スターターST13と同じ色ですが、色だけで原因をST13へ帰属できません。カードリストを確認し、国内上位の緑赤がネオ・ジオング型、別のバーン型、既存構築のどれなのかを分ける必要があります。

キャリバーンは二回連続で高使用率・低勝率です。短期的な習熟不足なら次週以降に勝率が戻る可能性がありますが、構造的な問題なら使用率が先に下がると考えられます。現時点ではどちらとも決めません。

010

10月13日追記――Top4記録1,040件でも赤白首位、青紫が僅差で2番手

10月13日午前の再確認では、シリアルカードチャレンジ10月開催分が214店舗・Top4記録1,040件になっていました。最新掲載大会は10月12日です。赤白は273件・26.3%で首位を維持し、青紫180件・17.3%、青白177件・17.0%が続きます。以下は全参加者の使用率ではなく、掲載Top4内の構成比です。

初回確認の804件から236件増え、赤白は205件から273件、青紫は136件から180件、青白は137件から177件になりました。ただし、これは同じ集計ページの確認時点差です。遅れて掲載された大会や既存記録の修正も含み得るため、直近一日だけの対戦結果とは扱いません。

傾向として、母数が増えても赤白の首位は変わっていません。青紫は青白をわずか3件上回りましたが、この差で明確な環境順位を断定する段階ではありません。赤緑は件数が35件から37件へ増える一方、構成比は4.4%から3.6%へ下がりました。全参加使用率の増加とTop4内の比率は別の動きであり、『赤緑が上位でも一様に増えている』とは言えません。

オンラインは10月13日のGCG STATS公開レポート一覧でもWeek 2を確認できず、Week 1の数値を据え置きます。公式ルールページとニュース一覧も再確認しましたが、前節から新しいルール・禁止制限告知は確認できませんでした。未確認の海外結果を推測で追加することはしていません。

シリアルカードチャレンジ10月・10月13日確認。214店舗、Top4記録1,040件。優勝転換率は対戦勝率ではない
色Top4記録構成比優勝数Top4→優勝
赤白273件26.3%70回25.6%
青紫180件17.3%46回25.6%
青白177件17.0%44回24.9%
緑紫166件16.0%32回19.3%
青緑135件13.0%38回28.1%
赤緑37件3.6%14回37.8%
011

翌週の観測点――赤白首位と緑赤増加が続くか

国内はシリアルカードチャレンジの母数が増えた時点で、赤白19.20%、緑赤7.62%、青緑13.26%がどちらへ動くかを確認します。Top4記録との比較は、同じ確認時点が揃うまで厳密な転換率として扱いません。

オンラインはWeek 2が公開されたら、ネオ・ジオング・バーンの使用率と勝率、キャリバーンの勝率、バルバトスアグロとストフリブロッカーの高勝率が続くかを確認します。

海外はLille Regionalの順位とデッキリストを確認します。新規アーキタイプ名は原語のまま記録し、公式カード名・特徴名との対応が取れたものだけ日本語化します。

  • 国内赤白が全参加・Top4の両方で首位を保つか
  • 緑赤の全参加使用率7.62%が定着するか
  • ネオ・ジオング・バーン6.2%・50.1%が人気と勝率のどちらへ動くか
  • キャリバーンの勝率43.8%が改善するか
  • Lille Regionalの結果と新規アーキタイプ名を確認できるか
CONCLUSION

国内では赤白が使用率・Top4構成比とも首位に立ち、緑赤が前月から大きく増えました。オンラインではデッキの分散が続き、ネオ・ジオング・バーンが急伸しています。それでも勝率上位はバルバトスアグロとストフリブロッカーです。環境が入れ替わったというより、既存の勝ち筋を残したまま新しい対面が増えた週と見るのが妥当です。

検証上の注意

カードプールや大会環境の変化により評価は更新されます。購入・デッキ選択は、ご自身で最新の公式情報も確認したうえで判断してください。

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