01

今回の確認範囲――9月28日~10月4日を中心に、公開期間のずれを分ける

週次の確認対象は2026年9月28日~10月4日です。ただし、公開データの集計期間は一致していません。国内はニュータイプチャレンジMISSION4・9月開催分の最終値、オンラインは発売前のMSA Week 9(9月20~26日)と、ST11~ST14発売直後のWeek 0(9月26~29日)を使用します。Week 0のうち今回の週に含まれるのは9月28~29日だけです。

国内の数値は掲載されたTop4記録内の構成比で、全参加デッキの使用率ではありません。『優勝転換率』は、その色のTop4記録のうち優勝だった割合です。MSAの使用率は対戦に持ち込まれたデッキの割合、勝率はそのデッキの対戦勝率です。異なる指標を直接比較しません。

海外は10月3~4日のDüsseldorf、10月4日のMilwaukeeで公式Regionals Season 2が予定されていましたが、10月5日確認時点で公式の順位・デッキリストを確認できませんでした。結果は未確認として扱います。

  • 国内:MISSION4・9月最終集計、255店舗・Top4記録1,203件
  • 非公式オンライン:MSA Week 9、49,362試合・98,724デッキリスト
  • 非公式オンライン:新環境Week 0、47,285試合・94,570デッキリスト
  • 海外:公式大会の日程のみ確認。上位結果と採用傾向は未確認
02

確認できた事実①――国内9月は青白24.7%で確定

国内の9月最終集計は255店舗、Top4記録1,203件でした。青白が297件・24.7%で首位、優勝88回、Top4から優勝への転換率29.6%です。赤白18.9%、青紫16.2%、緑紫15.1%が続きました。

9月28日に確認した247店舗・1,167件から最終値までに増えたのは36件です。青白は24.9%から24.7%へ0.2ポイント下がり、赤白は18.7%から18.9%、青紫は15.9%から16.2%へ上がりました。最終追加分で順位が入れ替わるほどの変化はありません。

この集計には9月26日の新スターター発売前後が混在します。色集計だけでは新カードを使った構築を識別できないため、10月環境の使用率としては扱いません。

MISSION4・9月開催分の最終値。構成比はTop4記録内の割合
色Top4件数構成比優勝優勝転換率
青白297件24.7%88回29.6%
赤白227件18.9%63回27.8%
青紫195件16.2%46回23.6%
緑紫182件15.1%37回20.3%
青緑158件13.1%37回23.4%
青赤102件8.5%22回21.6%
03

確認できた事実②――発売前最終週はMF首位、νガンダムが反発

ST11~ST14発売前を主に含むMSA Week 9では、MFが使用率16.8%で5週連続の首位でした。勝率は53.4%です。ストフリブロッカーは11.3%・54.8%、νガンダムは11.1%・50.0%で続きました。

νガンダムは7週続いた使用率低下の後、Week 8の9.8%から11.1%へ増加しました。一方、ストフリ+リガ・ミリティアは6.0%から4.3%、オーブは4.8%から3.8%へ低下しています。

バルバトスアグロは使用率6.9%ながら勝率55.9%で、9週連続の勝率首位でした。使用率の順位と対戦勝率の順位は一致していません。

MSA Ranked Week 9。2026年9月20~26日、49,362試合
デッキ使用率前週比勝率
MF16.8%+1.1pt53.4%
ストフリ ブロッカー11.3%+0.5pt54.8%
νガンダム11.1%+1.3pt50.0%
ストフリ+バルバトスルプス10.4%+0.5pt54.3%
バルバトスアグロ6.9%-0.7pt55.9%
ストフリ+リガ・ミリティア4.3%-1.7pt53.1%
この節の参照データGCG STATS|MSA GD05 Week 9 ↗
04

確認できた事実③――発売直後は首位8.1%まで分散、既存勢の勝率は上昇

ST11~ST14を含む最初のMSA Week 0では、使用率首位のMFでも8.1%でした。上位5デッキの使用率合計は28.8%で、Week 9の上位5デッキ合計56.5%から大きく下がっています。カードプールと集計日数が変わった別環境のため厳密な連続比較ではありませんが、発売直後に選択肢が分散した事実は確認できます。

新たに目立ったのは、キャリバーン5.9%、ジャスティスブロッカー4.3%、水中アグロ4.1%、バルバトス+プルトゥエルブ3.2%です。ただし、キャリバーンの勝率は44.5%で掲載主要デッキ中の最低値でした。高い使用率をそのまま強さとは評価できません。

勝率上位はバルバトスアグロ60.7%、ストフリブロッカー58.1%、バルバトス+プルトゥエルブ56.4%、ストフリ+バルバトス56.1%、ストフリ+リガ・ミリティア55.1%でした。既存基盤のデッキは使用率を落としながらも、高い勝率を保っています。

MSA Ranked GD05+ST Week 0。2026年9月26~29日、47,285試合
デッキ使用率勝率位置づけ
MF8.1%54.8%使用率1位
キャリバーン5.9%44.5%新規増加・要継続確認
ストフリ+バルバトス5.0%56.1%既存基盤
ストフリ ブロッカー4.9%58.1%既存基盤
バルバトスアグロ4.9%60.7%勝率1位
νガンダム4.9%52.5%既存基盤
ジャスティス ブロッカー4.3%52.9%新規増加
水中アグロ4.1%51.5%新規掲載
バルバトス+プルトゥエルブ3.2%56.4%新規掲載
この節の参照データGCG STATS|MSA GD05+ST Week 0 ↗
05

公式情報――10月1日に基本フロアルールが更新

ガンダムカードゲーム公式のルールページでは、BANDAI CARD GAMES基本フロアルールが2026年10月1日付でVer.2.1.0へ更新されたことを確認しました。今回は旧版との差分を特定できていないため、変更内容は未確認です。大会参加前に最新版を参照してください。

総合ルールの最新更新日は9月11日です。禁止・制限カードについては、7月25日適用分より新しい変更を10月5日時点で確認できませんでした。カード効果と裁定について、非公式集計からの推測は行っていません。

国内では10月1日にショップバトルSeason 4とビギナーズバトルの案内が公開され、MISSION5の開催期間は11月1日~12月31日です。したがって、10月前半はMISSION4と同じ形式の月次集計を継続できない可能性があります。

06

複数結果から読み取れる傾向――構築は散ったが、勝つ基準はまだ既存勢

発売直後のオンラインでは、使用率上位が半分近くまで薄まりました。新テーマを試す動きが広がり、対面の種類が増えたと読めます。特にキャリバーン、ジャスティスブロッカー、水中アグロ、バルバトス+プルトゥエルブが観測対象へ入りました。

一方、勝率上位にはバルバトスアグロと複数のストフリ型が残りました。新カードが使われ始めても、既存の序盤基盤、守備、フィニッシャーの完成度がすぐ失われたわけではありません。

国内は9月の確定値までしか比較できず、海外Regionalsの上位結果も未確認です。オンラインの4日間だけで『新環境の結論』とはせず、選択肢が増えた初動として扱うのが妥当です。

07

分析と仮説――使用率の下落は弱体化ではなく、試行期間の可能性

MFは16.8%から8.1%、ストフリブロッカーは11.3%から4.9%へ使用率が下がりましたが、勝率はそれぞれ54.8%、58.1%でした。カードプール追加直後にプレイヤーが新構築へ移った結果、既存デッキの分母だけが縮んだ可能性があります。

キャリバーンは5.9%まで使われながら勝率44.5%でした。期待の大きさ、構築の未成熟、操作習熟の不足など複数の説明が考えられますが、公開データだけでは原因を断定できません。次週も使用率が残るか、勝率が戻るかを分けて見る必要があります。

バルバトス+プルトゥエルブは3.2%・56.4%で好発進しました。ただし4日間の初動値です。高勝率が維持されれば新スターター由来の有力な伸び先、低下すれば初見対面や利用者層の偏りを含む初動だった可能性が高まります。

08

翌週の観測点――7日間のデータで新顔の定着を確認する

次に必要なのは、新カード込みで7日間を通したMSA Week 1です。4日間のWeek 0と同じ母数・指標で、使用率の分散が続くか、勝率が収束するかを確認します。

国内では、ショップバトルやシリアルカードチャレンジの公開結果から、ST11~ST14採用構築を色ではなくリスト単位で確認します。10月の集計が十分に揃うまでは、9月最終値を現在の国内使用率として流用しません。

海外Regionalsは公式または主催者が上位結果を公開した時点で追記対象にします。カード効果や裁定の説明が必要になった場合は、公式カードリスト、Q&A、ルール文書だけを根拠にします。

  • バルバトスアグロ60.7%とストフリブロッカー58.1%が7日間でも維持されるか
  • キャリバーンの使用率5.9%と勝率44.5%がどちらへ動くか
  • バルバトス+プルトゥエルブ、水中アグロ、ジャスティスブロッカーが定着するか
  • 国内・海外で新スターター採用リストを確認できるか
  • 基本フロアルールVer.2.1.0の旧版との差分を公式文書で特定できるか
CONCLUSION

新スターター発売直後は、使用率1位でも8.1%まで環境が分散しました。しかし、勝率上位はバルバトスアグロやストフリ系など既存基盤が中心です。今週の結論は『新デッキが既存勢を入れ替えた』ではなく、『試すデッキは増えたが、勝つ基準はまだ既存勢にある』です。次週は7日間の同一指標で、新顔が定着するかを確認します。

検証上の注意

カードプールや大会環境の変化により評価は更新されます。購入・デッキ選択は、ご自身で最新の公式情報も確認したうえで判断してください。

9月環境総括を読む →